近年、自閉症をはじめとした発達障害は爆発的に増加しています。厚生労働省の発表によると最近では約100人に1〜2人が自閉症スペクトラムであると報告されています。
米国でも、かつて1万人に1人とされていた自閉症ですが、米疾病管理センターによれば、2008年時点で88人に1人の子供が、2010年時点で68人に1人の子供が自閉症スペクトラム(自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害を含む疾患群)であると診断されており、2年間で約30%も増加しています。
米国は日本に比べて自閉症の患者数が圧倒的に多く、自閉症の治療機関や患者団体が多数存在します。自閉症の治療に関しても日本と米国とでは大分情報量に差があります。それに加えて、近年、遺伝子解析の技術が急速に進歩し、特に小児発達障害の分野で、遺伝子多型・変異による酵素活性の低下を補う栄養療法、Nutrigenomics(ニュートリジェノミクス:遺伝子栄養学)が注目されています。そして現在では、自閉症は単因子疾患ではなく、複数の要因などが複合して発症する多因子疾患ではないかと言われています。
当院では現在の日本における発達障害のスタンダードな治療・サポートとは違い、海外で、小児発達障害の分野で有用とされる「遺伝子多型検査」や「有機酸検査」などの生物学的な検査を用いて、栄養療法(OrthomolecularMedicine分子栄養学・Nutrigenomics遺伝子栄養学)の立場から発達の遅延やその他の症状の改善にアプローチしていきます。
※すべて保険外診療(自費診療)となります。