ヒトの身体の免疫の約70%は腸が担っています。そのため、腸管免疫が低下すると全身の免疫力が低下します。そしてそれは、内分泌系(ホルモン)や自律神経系に影響を与え、身体の内部環境を一定の状態に保つホメオスタシス(生体恒常性)が維持できなくなり、便秘、肌荒れ、など日常よく見られる症状から、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息などのアレルギー疾患、うつ病、自閉症などの精神疾患、膠原病、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患など様々な病気の発症につながります。つまり、腸の健康を保つことが全身の健康を保つことにつながるのです。
腸(消化管)には、「@消化・吸収能」「A腸内細菌との共生」「B粘膜によるバリア機能」「C免疫機能」の4つの大切な機能があります。が、ストレスやアレルギー、その他さまざまな原因によってこれらの機能が障害されます。
腸内環境改善プログラムでは、詳細な問診や遅延型食物アレルギー検査、有機酸検査、ペプチド検査などによって上記4つの機能障害の有無をチェックします。
その結果から、「消化酵素」を補充することで、@消化吸収能の改善を図り未消化物による悪影響を防いだり、「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」やその他、必須栄養素、天然の抗菌物質、免疫物質などを補充することで、A腸内フローラのバランスを整え、B腸管粘膜のバリア機能を修復し、C腸管免疫を改善していきます。